年末年始は飲み会時の鍵紛失に気をつけよう

毎年12月になると、私は毎週金曜日に夫に怒鳴っている気がする。夫は飲み癖が悪く、飲み会のたびに何かしでかすからだ。ある時は髪の毛にガリガリ君の当たり棒が刺さっていたり、あるときは会社のカバンの中から大量のからあげが出てきたり。だけどそういうのはまだ可愛い方で、ひどいときは全裸で八百屋さんの前で眠っていて警察のお世話になったり、カバンごとすべて無くしてきたりするので、本当に厄介なのだ。もちろん当の本人は覚えていないため、何か事が起こるたびに「もう深酒しない」とうなだれて反省するのだが、結局次の飲み会で一口飲んでしまえば元の木阿弥である。

夫が無くしてきた数あるものの中で、一番やっかいなのが鍵だ。財布やスマホなんかももちろん厄介だけど、現金は夫の小遣いだし、カードはすぐに止めることができる。スマホは何度も無くしたことがあり、その経験から紛失対策アプリを入れているため、被害は最小限に食い止めることはできる。だけど鍵だけは、錠前ごと取り替える以外に安全策はないので、多大な出費と労力が必要になってくるのだ。いっそのこと飲み会の日は鍵を没収して、どこかに泊まってくれたらいいのにと思う。

これから年末年始の飲み会シーズンが始まる。夫が一体何をしでかすのかとため息が出るが、鍵と命だけは紛失しないでもらいたいものだ。